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くわがた村店長で、雑誌昆虫フィールドでおなじみの仕事人・野平氏が、昨年2015年8月、史上初めて石垣島にてヤエヤマコクワガタの雌を発見・採集しました。

さらに同年2105年11月には同じくヤエヤマコクワの雄を採集。前代未聞の歴史的快挙となりました。

八重山諸島の各島に生息分布しているヤエヤマコクワガタ。石垣島にも生息しているのではと思われながら、これまで幾多のクワガタ愛好家や、専門家、昆虫学者などが発見・採集に挑んできました。しかし何十年もの間、一度も発見されることなくまさに幻のクワガタと言われていました。
沖縄地方は八重山諸島を含めて、猛毒のハブが生息しています。クワガタが生息している島のジャングルはハブの棲家となっており、足を踏み入れることは非常に危険を伴います。ハブはジャングルの地上のみならず樹上にも生息していて、そこへ人がわけ入れば、どこからハブの攻撃を受けるかも知れないのです。
よって八重山諸島でのクワガタ採集は、ジャングルの周囲にてトラップによって採集するしかなく、言わば待ち伏せのクワガタ採集では、石垣島ではこれまで一度もトラップにかかったことがなかったのです。

しかし仕事人・野平氏は、長年のオオクワガタ採集で培ったノウハウで、石垣島のコクワガタの生息場所を分析・掌握し、卓越した採集技術と、人並み外れた身体能力、ハブのジャングルをも恐れない強靭な精神力によりハブのジャングルを制し、見事コクワガタを発見・採集したのです。

今回の石垣島でのヤエヤマコクワガタの発見・採集は、昆虫学的、そして生物学的にも非常に貴重な大発見となり、月刊むし2月号(No.540)にも掲載されました。また地元中日新聞にもヤエヤマコクワガタの石垣島での新発見の記事として掲載され紹介されました。
採集された石垣島産のヤエヤマコクワガタ個体は専門機関にてDNA鑑定中ですが、その後、沖縄の国立琉球大学・博物館に無償で寄贈し収蔵されることになっています。

八重山諸島の石垣島では、2015年5月より、クワガタの3種が採集禁止種に指定されてしまいました。今回のコクワガタもその採集禁止種に指定されています。よって今後、石垣島でコクワガタが採集される可能性は低く、今回、採集されたコクワガタが、現存する最初で最後の石垣島産コクワガタの個体となってしまう可能性が極めて高いのです。

また、今回採集したヤエヤマコクワガタの雌個体からは採卵することに成功し、数頭のWF1幼虫を得ることができました。これらを大切にブリードし、大変貴重なイシガキコクワガタとして継承・存続していきます。史上に希少な個体であるため、今後、ブリードで得られるF2、F3個体は研究機関などに優先的に提供されますが、得られた個体数によっては、厳格な血統管理をした上で、一般のクワガタ愛好家の方にも販売されることもありますので、今後の結果にどうぞご期待ください。





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